もっけ 第16話「ソラバヤシ」

前にも書いたような気がするけど、この作品てメッセージを絞り込まないのね。あるメッセージを伝えるための誘導があまりきつくないというか。今回は特にそう感じた。最後に静流がまとめるのだけど、それはあくまで静流のなかのめとめであって視聴者たる自分の中に訴えかけられたメッセージ性というのとはずいぶん懸隔があるんだけど、そこに違和感を抱かず、それはそれでいいと思えるのってちょっとすごいことなんじゃないかと思う。現実上ではそんな大事件が起きてる訳でないし、あくまで主人公姉妹の内面・受け止め方がメインであって、そこらへんによくある出来事を掘り下げて描いた物語だからっていうのもあるのかもしれないけどね。