もっけ 第11話「ダイマナコ」

ああいう習俗のキャラクタライズ、流行・変化の影で忘れられ消えていくもの、自分が忘れられていく悲しみ、といった連想的な要素が非常に上手くひとつながりの物語としてまとめられていて、全く抵抗なく受け入れられた。
古くからのものを消したくない、という感情を持つ人は自分が新しいものでないことを自覚している人間で、逆にいえば無意識に自分が最新のものであるという意識を持っている人間はそういう感情を持たないのだね、などと思ったり。古いものになってしまった自分を守りたいという感情でもあるだろうし、「新しいもの=善」というイデオロギーに毒されているともいえるし、それに反発しているともいえるのか。あんまり作品に関係無いな。