アイドルマスター XENOGLOSSIA 第21話「最後の・プリン」

いつも上手いこの作品だからこそ、ちょっと微妙な内容だったかも。特に、春香の描き方がもう一歩という感じ。内面に踏み込むならもっとがっちり逐次の表情・一挙一動を追って欲しかったし、突き放した表現をするなら中途半端に内面に踏み込んで欲しくなかったというか。個人的な趣味でいえば、延々と全景のみで視聴者に想像させる描写の方が良かった気がする。
あと、課長の描写。わざわざ呼び出されて行ったので何かそこにドラマがあるのかと思いきや何があるわけでもなく、それならもっと素っ気ない描写で良くなかった?これまでの課長の描写に照らし合わせても、内容の割に余計で、もう少し内容の欲しいところ。まぁ、そもそも課長はそのキャラクター固定に失敗してる部分は多少あるんだよねぇ・・・状況に対して余裕綽々だったり手も足も出なかったり、ちょっと統一感が無いというか。ここまで朔に良い様にされるならもっと苦悩するキャラクターで良かったと思うし、それでも余裕の態度を取れるというキャラクターなら現在のイメージからそう遠いものにはならなかったと思うのだけど。


対してトゥリアビータ側は雰囲気作りが上手いなぁと思う。千早にすれ違っていく雪歩がそれでも顔に笑顔が張り付いている様子や、それをまだまともな感覚の真が見て取る流れ何かは素晴らしいと思う。


しかし、この作品まともにハッピーエンディングを迎えられるか不安になってきた。モンデンキント側への好材料って本当に限られてて、そのどれもが切れかけの蜘蛛の糸状態で、ハッピーエンド迎えるにしてもほんとにギリギリのところな気がしてしょうがない。