ぼくらの 第11話「命」

親友の命によって自分の命が救われたことを知った時に彼はどういう反応を見せるのか、という部分は気になるんだけど、前回ほど「この話」の後が気にならないのは、ここで成し遂げたものを明確に意識できたからかな。
パイプ椅子が病院のものであったり、モジの問題の焦点の絞り方と、そのことに関して達成感が視聴者に強く残る話であったのが印象的だったなぁ。これまでは、どう撤退戦で負けを少なくするか、という方向性だったのが、彼に関しては負けながらも勝ち得たものがあったわけで。


それにしても、女性陣が男性陣を評する場に挙がる名前が無意識に存命中の人間のみなのがどうにも切ない。そこで生死の間際にいるモジを挙げてしまって、現実に引き戻される描写なんかは実に上手いよなぁ。