アイドルマスター XENOGLOSSIA 第2話「アイドルのマスター」

うむ、全くレベルが落ちないな。素晴らしい!
前半のアクションシーンも良いんだけど、作品の比重としてそっちに力を入れ過ぎるでなく、後半のキャラクタードラマに全く手抜かりが無いんだよねぇ。それも、ロボは動いても人物は紙芝居になりがちなサンライズの作品らしからぬ(^^;細やかな所作の描写がなされているのが良いんだな。
メカも、あくまでリアルを基本に局所的にデフォルメを加えていく、自分の好みな描写の方向なのが嬉しい。種以降蔓延した半端にデフォルメベースなラインは勘弁。


ストーリー的には、春香とインベルの触れ合いとそこからの心情の変化を描き過ぎない省略の上手さが今話の締めとして効いてた感じ。加えて、やよいちゃんのキャラの設定の仕方、生かし方が上手いなぁ、と。iDOLに直接の関わりのない一般人的な視点を持ってかき回し役になりつつ、自分から行動を起こさない春香を引っ張りまわし、視聴者の感情を代弁・代行するというのもそうだし、春香が真相を知る前もそうだし、ともすればこの先「iDOL」「アイドルマスター」「アイドル」といった意味の重なり合いが生まれてくるであろうところで導き役になるのかな、とかとか。彼女に限らず、この作品てキャラクターの役割の、無駄の無さと効果の高さが気持ちいいんだよねぇ。