ゼーガペイン 第7話「迷える魂」

キョウは今その場で感じられるキョーコの温かさで、空虚な現実感・現実の空虚感を埋めたかったのだろうし、その点でキョウの言ってることは嘘ではないんだれど、あくまでその場の逃避でしかないことを気付いてしまったキョーコにとってそれは嘘で、そして自分がキョウに求めているものではない、と。
いちいち面白いなぁ。その前のシズノの過去を回想しつつのものと思しいキョーコへの述懐であったり、一方で実際のところはキョウを心配している三人組だったり、その一人ハヤセに気のある素振りのミズキだったり。
キョーコとシズノの二人の重なり合い具合、二人が二人とも愛する男の手助けになれない切なさみたいなものがまず面白いし、直接キョウに絡まない面々もきっちり生き生きと動いてることで、この世界がキョウにとって何の価値もない嘘ではないことをキョウが理解する以前に視聴者に訴えかけるように作用している。
セレブラント側も、あんまり多くを語られないんだけど良いね。シズノと会話する司令を気にする副司令とか、細かい反応を拾ってるのがいい。
クリスとアークの強さに驚き。正直、あの一機でキョウ機とルーシェン機合わせたくらい強いんじゃないか?その分、アークに問題を抱えているわけだけど。アークのことは正直想像ついたけど、こういうバランスとして機能していたのね。しかし、あれはデータ破損か何かなのか?バックアップが無い限り修復は不可能だよな・・・