西の善き魔女 Astrea Testament 第2話「仔ヤギたちの行方」

前回とは打って変わってなかなか面白いぞ!作画はともかく(^^;
前回は出来事だけが進行してる感じでドラマや感情にまつわる描写にすごい物足りなさがあったんだけど、今回はずいぶんと改善されて人間関係の機微や各人物像なんかが見えるようになってきた。きっとこれがより原作的な面白さなんだろう。あと、前回みたいな悲惨な状況をくぐり抜けていくという雰囲気にそれ以外のものとの違和感を覚えていたので、そういうものがメインでないことがわかって一安心。
前回の作画は平均で見れば今回より良かったのかもしれないが、きっと第1話だからきれいにしようという意図が果たしきれずにバラつきがひどくなってしまったのだろうし、そう良好とはいえないもののバラつきが目立たない今回の方が見てて気持ち悪さはなかった。


物語は面白いのだが、さて、この作品世界の様相が未だに良くわからないのがちょっと気になるところ。
確実に現実の歴史上の世界ではないのだけど、そういうものから引っ張ってきている要素は多い様子。問題はどこまで超自然的な要素があるかで、「女王の試金石」とやらが既に出てきたけど、あれがどれだけあの世界で当たり前の技術なのか、とか、「魔女」という呼称があくまでイメージであってそのものであるのかないのか、とか、わからないことだらけなのがこの作品見てて引っかかるところなんだよね。