舞-乙HiME 第19話「宿命の17歳 (^^;)」

そういう17歳か〜!今度のはギャグじゃねえなぁ。彼女の時間はそこで止まってると・・・
でも、予告じゃ今度もきっちり本物の17歳(?w)からめてきっちりギャグにするこの作品のノリが好きだ。自己パロディできる冷めた視線は必要だよ。自分の作品に陶酔しきらないっていうのが、あの作品にはなかったなぁ・・・


さて、今回は現状再確認と設定説明の回で、次の大きな展開前の溜めってとこか?
ナツキの繰り返しネタは一応ギャグになってるけどありゃどうなんだ?(としか言えないw
色んな人がそれぞれの動きしてる中で、完全にギャグになってんのは巻き巻きだけってのは少し寂しいけど、これからが楽しみではある。特にチエちゃんの行動が読めない故に気になるところ。ほかのキャラは大体OPで見せられちゃってるからねぇ。チエちゃんはアオイとの恋愛未満みたいなのもあるし、色々この先気になるところではある。
てか、巻き巻きのマイスター入りは無くなっちゃったのね。その件に関してアルタイに抗議はないのか知らん?それとも直接なアルタイのせいではなくて、二次的な要因なのか?


今回も要素は盛り沢山なわけだけど、残り話数はかなり少ないのに新OPに示された要素はあんまり消化されてない感じ。まぁ、前作を見るに、出し惜しみしつつ開陳する時にはドバァーっとやるんだろうけどね。その設定だけで駄目なアニメなら1クール保たしちゃうよ、ってな設定を惜しみなく投入していくのがこのシリーズ(ひいては電童)の魅力をなす要因の一つだから、不安はあんまりないけど、待ち遠しいw
ただ、前作が「恋愛とそのあり方」を最終的にテーマとしていたのに対し、今作は最初から一本貫くテーマ性が希薄な上に、いつの間にか主人公とは直接的な縁の薄い「技術は人を幸せにするか」みたいなテーマが持ち込まれて、ちょっと芯が揺らいでる気がする。最初の方に一瞬垣間見えた「夢を叶える、そのための努力」とかっていうのは、アリカが蒼天の青玉を使えちゃった時点で、半分以上テーマとして使命を終えちゃってるんだよねぇ。ニナも同様に現状ではそういうものとは無縁。マシロに関してはまだありうるんだけど、完全改心の合図が出て更にそれからの話だから、やはり現状はまだまだ。
まぁ、こういうテーマの混沌っぷりが「Z」らしいっちゃそうなんだよね。悩める主人公だった前作に比べての主人公の空白っぷりからして「Z」っぽいし。意図的なのかはよくわからないけどw