TOKYO NOODLE 六坊@高田馬場

seemad2005-09-26

味玉ラーメン800円


先客1、後客1。六時にこれはヤバくないか?
店内はカウンターのみ、奥に何か部屋があったが暗くてよくわからなかった。店員は調理中は一人だった。
入り口で買った食券をわたすと、「ニンニクを入れるのと入れないのはどちらにします?」(うろ覚え)とか聞かれたので「入れてください」と思わず二郎気分で答える。二郎嫌いで有名な渡辺樹庵プロデュースでこれは驚いた。(プロデュース店には二郎風なものもあるけど)
カウンターに着くと氷水のグラスが置かれ、冷たいおしぼりが手渡されるのだが、このおしぼりにかすかに香が付けられているのにまた驚いた。香水は全然わからないが、少なくともその香はフローラル系ではない。いやな人ももしかしたらいるかもしれないが、好感が持てた。きっと消毒臭さを消すためだろう。


出てきたらーめんは、以前大崎さんのブログで見た灰褐色のものとまったく違う濃い茶色のスープ。その上にタマネギの粗微塵が乗る。事前に聞かれたニンニクに加えて、いよいよ事前情報と違うことに戦慄(^^;
そのスープを飲んでみたらこってりした中に節系の香り・・・すぐそこの同プロデューサーによる「わたなべ」に似てるんですけど・・・。「わたなべ」より乳化度が低くて脂の固まりがプカプカしてるけど、出汁自体はかなり「わたなべ」っぽい。ていうか、これまた大崎さんのブログやニュース番組で報じられた時の豚骨100%で骨を溶かし込んでるってやつとは全然違う。旨いは旨いが「わたなべ」と被るしなぁ・・・「わたなべ」より一般的な味かもしれないけど。
麺はかなり太めで固めな茹で加減。ぽっぽっ屋よりちょい柔らかくて、角張ってない感じかも。これは「わたなべ」と違うし、「わたなべ」の加水率低い細麺より好み。
具はタマネギの粗微塵の上に青ネギ、チャーシュー2枚、味玉、あと細長い茶色の紐状のものが乗っかってると思ったら、穂先メンマの甘辛く煮たものだった。干瓢か何かをメンマのかわりに入れてんのかと思ったよw・・・でもやけにクタッとしてて歯応えが物足りないので失敗気味だったり?
チャーシューは結構歯ごたえを残した肉肉しいもの、味玉はきっちり味が染みて半熟加減も流れ出さない程度の丁度良いもので、両方ともかなり旨い。
問題はタマネギで、スープの臭み取りなのかもしれないがかなり苦みが出てしまっていて、残念。
卓上に唐辛子と黒胡椒があったので試した結果黒胡椒を後半かけて食べていたのだが、終わりの方に妙に生臭くなってきたのを黒胡椒でもタマネギでも消せてなかった。むしろタマネギは助長してた感も?


「わたなべ」よりインパクトがわかりやすくあって、美味しいのは美味しいけど、、、臭みとタマネギの苦み以外に味の不満はないけど、高いしなおかつ入りにくいのはあれでいいのかなぁ。「わたなべ」みたいに奥路地にあってああいう凝った店構えならともかく、表通りだし。
しかし、ずいぶんマイナーチェンジしたなぁ・・・外見は完全に別もんだよ(^^;