デュラララ!! 第9話「依々恋々」

起きている事実自体は面白いと思えるんだけど、そこを描く際の登場人物内面によるバイアスが気持ち悪いんだな、この作品は。バッカーノではどんなにおかしなことをしてる人物でも、その内面を通して状況が描かれる人物に関しては何かしら突き抜けた気持ちよさ、もしくは好悪の彼岸があったのだけどなぁ・・・。同時に、バッカーノであった物語だけでなく視点や価値観の2重3重のドンデンがあった訳だけど、そういうものも薄くて何だか全般に浅い印象。単純に完結してない故の逆算が効いてないだけなのか、これからが本番なのか。