帰ってきたウルトラマン 第2話「タッコング大逆襲」

「増長だ!これが増長だ!」
というわけで、これまでのウルトラとは違うのだよ!というのを大きくアピールし出した回ですな。いわゆる人間ウルトラマンというやつで。外見はあれだけ格好良いのにえらく幼稚なんだけど、合わせて上手くバランスが取れてる印象。これがAになるとガキっぽくなりすぎちゃうんだけど、まぁ、これは北斗と南のバランスというのが別にあるからね。
しかし、今回も隙が無いなぁ。さすが一回完成したものを破棄して作り直しただけのことはある。微妙に時代故の気恥ずかしさや、テンポの緩さはあるんだけど、結構本気で感動できるんだよねぇ。郷秀樹が戦士である前に一人の良い若者であって、坂田さんちや様々な人間との関係の中で生きているという感じがよく出ているのがかなりぐっとくる。特に岸田森の坂田さんが存在感があってもの凄く良いものだから、超人でない一人の人間・郷秀樹像が上手く成立しているように思える。