アリソンとリリア 第13話「そして二人は」

これまでで一番安定した作画と充実した内容だった感じ。永久の別れかと思いきや・・・っていうちょっとしたどんでん返しもなかなか効いてたし(番組MCの二人が気付いてなかったのにびっくりだが)。ただ、その結果、人間同士の物語のリアリティに対して作品世界の嘘くささがこれまで以上に強調される形になってしまった感じ。今回に限るなら、戦争終結から10年も経ってないというのに平和な世の中が長く続いているかのような感慨を持って語られていること、すなわち視聴者たる我々の世界に重ね合わせて表現しているんだろうなぁ、っていうのがあまりにも透けて見えすぎること。そういう寓話的なリアリティとエピソード中のリアリティの性質がそぐわないなぁ、と思ったのは1話以来のことで。子供向けじゃないなぁ、と思う。
あと、水樹が親子二役って無理があるわ。演じ分けがいまいち。