仮面ライダーキバ 第20話「夜想曲・愛の救世主」

どんどん音也がいい人になっていくのが素晴らしい。始まった当時はここまで変化すると誰が思ったろうかw


経過としては非常に感動的なんだけど、結局麻生母娘の現在過去同時進行の葛藤がどういうメッセージとして結実してるのか、というのを考えるとやや辛い。おそらく「戦士としてしか生きられない」悲しさを描くという意識があるんだと思うけど、イクサを絡める必然性がそんなに強くないんだな。今まで普通にファンガイアを前に生身で戦っていたのが変身して戦えないというのはどうも納得し辛いところだし。何となく、女性をライダーにしてはいけないという作品制作上の制約に関する葛藤をそのまま作品に引き写したようにも思える。メタ?


結局、音也が降臨したことを誰も認識できてないわけで、物語全体への影響はほとんど残さないのね。これはこれで物語に影響を及ぼしても面白いと思うんだけど、あくまでギャグ要素として脇道の一つという扱いなのか。しかし、楽しかったなぁこのシリーズは。いっそのこと逆も見たい気がするけど、そんなに面白くなさそうだし一瞬でいいです(^^;


やっぱり母親&父親なんだろうなぁ、ありゃ。3クール以降の過去話の核になりそうな感じか。