BLASSREITER 第7話「憎悪の果てに」

ベアトリスの、ジョセフが動かない、という愚痴めいた独り言は制作スタッフによる自嘲にも聞こえる。結局ジョセフは何をしたいのか何をしようとしてるのかが、全く見えないんだよなぁ。動いても場当たりに対処するだけで、元から断とうという姿勢が見えないし・・・。エレアはまだ何か目的意識がある感じだけど、やっぱり具体的には不明。「人間を守る」とか「悪魔を狩る」とか、ミニマムでも明確な目的があればもう少し物語に停滞感が生まれないと思うんだけど。このもどかしさ、叶えられない渇望みたいなものがこの作品の肝になってるのはわかるのだけど、それとスピーディーな戦闘シーンだったりソリッドなCGモデルと相反しているような気がするんだな。
まぁ、ジョセフはともかく。
マレクはジョセフの言葉、ヨハンの遺言で繰り返し伝えられたことを理解できずに、結局は自らの身を以て思い知るのか、と。よくもまぁここまで、と思わせられる展開。この作品の真骨頂か。


マレクの件は確定事項として、体調の風邪は何なんだろう?ベアトリスはあくまで映像を送り届けただけで関係ないとは思うけど・・・。返り血とか浴びてないよね?
諏訪部声の登場シーンがすっごく平成ライダーです・・・