ぼくらの 第24話「物語」

うん、納得の結末。やっぱり、戦った結末や目的・その背景にある陰謀みたいなものではなくて、命をかけて戦うこととそれを(視聴者を含めた)他人が目の当たりにする、そのこと自体がこの作品の主眼だったということだね。回想として挟み込まれる死んでいった子供たちの在りし日の姿が、やっぱりそれを強調してる感じで、まぁ何より効果的だわ。後から考えると各人の扱いの違いが気になるけど(^^;
カナの視点での後日談というのもやっぱりそこに主眼がある感じで。ダイチの妹弟やマチのおばあちゃんの再登場なんかで物語に厚みが加わってるのはいいけど、個人的好みからするとややクドいかなぁ。ま、ここは好みで。しかし、ウシロの回想と同様でここでも喋る人と喋らない人の差は?(^^;


結論としては納得なのだけど、全体として考えるとやっぱり長い長い回想は蛇足だったなぁ、と。戦い・覚悟といった共通点は多いんだけど、日常から隔絶されて純粋に戦いに挑む象徴性であったり、その前提となる日常性であったりが全く違うと思うわけで。見る人の立場で印象は変わる部分であるのかもしれないけど、個人的にここはこの作品中でもっとも残念な部分だった。