地球へ… 第23話「地球へ」

地球のあの状況を誰も予想できなかったのか?とすると、SD体制・マザーの洗脳がそれだけ強かったってことになる。自分の微妙な映画版のオチの記憶も考えあわせると、結局手の上で踊ってたって感じだよなぁ。


キースの建前、本音、そしてさらにその裏にある本音が錯綜していく様子が非常に面白い。
ただ、ふと考えるとミュウ側にはそういう複雑でリアリティを感じる描写は無かったわけで、これはミュウ側が若い種族で年をあまり取らないというのが反映されている部分ともいえるのかもしれないが、結局、作り手としてはスーパーマンであり我々の常識の範疇から飛び出た存在より組織の中で苦悩する人間の方が描きやすかったということなんじゃないかと。ミュウと人間の断絶が作り手によって証明されてしまった感がある。一応、老人と若者という例えはされたのを聞いてはいるけど、それだけでも無いように思えてしまう。
ここら辺、DARKER〜ではその差が開き切ったところから縮まっていくように構成され、主人公はその両方を兼ね備える、という点で考えられている感がある。まぁ、30年開いてるんだしね。