ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟

やっとこさやっとこさ。劇場は大きなお友達、ていうよりおっさんばっかでしたw 夜だしね。


いやぁ、確かにお祭りだったなぁ。見てる最中はハラハラドキドキやら感動やらあるんだけど、見終わってみるとただただ幸せな時間が流れていたなぁ、という印象が強い。そういう意味ではエンディング中のパーティ風景に象徴されるものがあるかもと思うし、泣いたという感想があまり理解できない。いわゆる感動のツボみたいなところで感動はするんだけど、泣けるかなぁ?って思う。むしろ、作中延々と様々なアレンジがなされてかかってた「ウルトラ6兄弟の歌」が強烈で、むしろ作品の流れとはズレたところでBGMで泣きそうだったよw


内容的には、ミライが主人公なのはもちろんなんだけど、その活躍を見る先輩ウルトラマンという構図があってもう一組の主人公とも呼べる感じ。中でも北斗の存在感は大きくて、タカトくんに続く第三の主人公とも呼べる位置になってるんだよね。ウルトラマンの中にあって真っ先に行動を主張したり、突っ走ったり。郷が北斗に賛成して、第一期ウルトラと第二期ウルトラで意見が割れるという構図になったりしたのは面白かった。
CREWGUYSの面々の空気っぷりはなかなか激しかったけど(^^;、サコっちの「目つきが違う」や、ラストの彼らと共に地球を守る!っていうシーンで救われたかな?
戦闘の展開としては、かなり視聴テンションの上げ下げが激しい割にダレないし飽きがこないのは上手いんだなぁ。それだけの行きつ戻りつをやっておきながら、最後の締めは一気に振り切っちゃう展開はこれまた上手い。


んで、特撮CGだけど。最初の宇宙での戦闘はめちゃめちゃ良かった。これまでのウルトラシリーズでの宇宙での戦闘って、明確な対象物が無いのとダイナミックなアングルをとりにくいのもあってどうにも迫力が薄かったんだよね。それが板野サーカスで一気にスピード感と迫力が増されて、これが見たかったんだ!という映像になってる。対して最後の神戸沖での戦いは、地上戦に欠けたのもあるし、スピード感がさらに増したことと空・怪獣・ウルトラマンの色の取り合わせの問題によって何が起きているのか分かりづらくなってしまっていること、宇宙と違って対象物があるものの現実の存在物であるのでCGの描写が追い付いておらず、スケール感が薄っぺらくなってしまっていること、等。どうも、かっこいいCGムービーを延々と見ている気分になってしまったのが残念。


それにしても、いとうあいこきれいになったねぇ。(最後にそれか)


追記
そうそう、ちょっと驚いたのはネクサスファンサービスともいえる小ネタ。第二段の映画化が無くなったことが相当心残りだったのかなぁ、とか思ったり。
あと、特別出演・友情出演的な人たちが大体そう違和感なく納まってたのは賞賛すべきことだったと思う。アメリカザリガニなんて、むしろプラスに働いてたと思うし。ただ、KIYOSHIを除いてな(^^;