ウルトラセブン 第1話「姿なき挑戦者」

いやぁ、物心が付いてからは初めて第一話見たけど、こんなにハードに淡々とした描き口だったんだな。登場人物は必要以上に内面をほとんど描かれずに、他の現象と同一線上に描かれていくし、現象にしたってその背景たる事実などはほとんど描かれず淡々と起きたことだけが映される。
とにもかくにもキャラクター、キャラクター言ってる現代ではありえないクールさ。現代のキャラクター偏重主義の問題性を突き付けられた感じだ。そして段取り過剰な現代の作品に比べて、少なすぎる程の状況説明でも十分なことを教えてもくれる。
その一方で、ダンのウルトラ警備隊入りとかのご都合主義的な部分はわんさかあるんだが(特別隊員になるところまではまだわかる)、こっちは時代性だよね。