舞-乙HiME 第20話「ニーナと呼ばないで」

大人の方の田中理恵がああいう動きをしてくるとは思わなかった。まぁ、あそこの皇帝、悪党面だし良いように動きはしないとは思ってたけど、、、しかしその前の二人の会話が意味を取りかねるのだけど、あれは彼女の中に押し込めるべき一物があるってことなのか?
しかし、あの動きでアスワドはどことも結んでない勢力になっちゃったことで、明らかにカルデアに害があると思うんだけど、それよりも技術奪取を選んだと。もうちょっとアスワドの主力を使い倒してからでもいいと思うんだがなぁ・・・。
でもそのお陰で、ガルデローベ&ヴィントブルーム勢力再結集の際のアスワドとの共闘への第一歩となるわけかな?


一方ガルデローベ。
ワルキューレ候補募集に応じた三機将の娘だけど、今回そういう描かれ方されてるようなトモエのシンパだったっけ?今回いきなり出てきた描写だった気がするんだけどなぁ・・・
で、トモエの動きとしては、やりようによっては反アルタイ的にも動けるのに、陣営とか完全に視界に入れずシズル一直線なのがらしい。破滅の匂いがプンプンするだけに、注目せざるを得ないな(^^;
んでもって、今回のサブタイの義理の親子だけど、サブタイにするほどの大事ではないなぁっていうのが実感。色々描かれはしたけど、ぎくしゃくしてますよってな現状は何にも動いてないしね。まぁ、全体を通してみて、これが最大のトピック、って言えるものが無いのもあるんだけど、なら集団の動きを捉えたサブタイにすればいいのにって思う。この出来事って、そんなに後引くような内容に思えないんだけど、後々何かしらあるんだろうか?


んで、残りの主人公二人。
アリカの悩みはさっくり片が付いたと思いきや、すぐ再燃。前も書いたけど、アリカの軸がいまいち良くわからないまま続いてて、最初の「夢を叶える」っていうテーマからの流れで「叶えた夢のその後」っていうのと、途中から持ち込まれた「技術(チカラ)は人を幸せにできるか」っていうのとでごっちゃに悩んでるもんだから、物語をアリカを基準で見たのではテーマがいまいちぼやけてくる。
対して、マシロはきっちり明確で、むしろ今回の最大のトピックとしたい位(さすがに弱いけど)、描写に次につながる重みがあった。こっちを基準に見ている方が明らかに面白く見られるように思える。「夢を叶える」っていうテーマでいえば、彼女の「夢」はむしろこれから具体化するのだろうし、しかも永遠に叶い得ないものであろうし。


さて、これからだけど、どこも膠着状態で動けない中、大きな動きをとるのはやっぱりアルタイなのかな?各人がどう動くか具体的に想像が付かないのがこの作品の良いところだけど、寂しいのも問題だw
チエちゃんがどうなるかもあるし・・・