機動戦士ZガンダムII 恋人たち

終わる前に前売り券でもう一回、と思ったら年明けまでやってやんの。下手すりゃ、日本で一番遅くまでやってるのだろうか?自分が見た17時の回はスカスカだったけど、次の回は20人くらいの待ちがあったから、けっこうまだ盛況なのよね。


んで二度目の感想。
今回強く思ったのが、観客を引っ張るストーリーの牽引力がやや弱いかな、と。今さらな話に思えるかもしれないけど、シーンごと、カットごとの出来が非常に良い上に、作画なんかによるスペクタクルの度合いはかなりあるから、初回はそこまで気にならなかった(一応気にはなったが、そう重要に思えなかった)んだな。その問題点も次へのつなぎという視点で見過ぎていたために、気にしなかったんだと思う。ただ、今回一つの作品として(もしくは前作「I」とのつながりだけで見て)、全体のまとまりに欠けるように思えた。
一応ストーリーは前半から既にコロニー落としの話が振られてあって、最終的にそこを突破しつつ次のステップへ、という構成にはなっているんだけど、全てがそこに向けて動いてるわけじゃないし、じゃぁそこで何でまとめるのかっていう時に「恋人たち」になるのは凄く上手いと思う。ただ、そこを取り出したはいいけど、ピックアップし切れてない印象があるんだなぁ。「恋人たち」を並べていったことで浮かび上がってくるものがそう印象深いわけでもなく、最も象徴的なカミーユとフォウが後半にほとんど響いてこないのも全体に一体感がいまいちな原因だと思う。
もっと内容を改変しちゃっても良かったんじゃないのかな?(商業的にそれは許されないみたいだけど・・・)


色々細かいこと
夏樹リオが色々やってた。ウォン・リーの(グラナダ市長の?)秘書、グラナダの都市内アナウンス
ジャミトフの副官の眼鏡さんを大川透がやってるせいでえらく男前な気がする。
今回もZ初登場時のベースジャバーとウェイブライダーが一緒だったりそうじゃなかったりする理由がよくわかんなかった(^^;ていうか、あのシーン、最初にファが話す時はGディフェンサーから声がしてるように聞こえるよねぇ?