BSアニメ夜話「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」

面白いは面白いけどなんだか新鮮味の無い回だったなぁ。ロケット花火の話は杉並のイベントで本人から聞いたしなぁ。んで、板野一郎は確かに豪華だけど、前の二人に比べちゃうと色褪せちゃうし(^^;
しかし、童貞談義はすげぇ面白かったw
そうだなぁ、確かに童貞が作った童貞のための映画だよな、ありゃ。そんで河森正治を(間接的せよ)童貞呼ばわりするトークの流れにヒヤヒヤwそれを「ロマンチスト」とフォローする深見梨加にこれだけで出演した意味があるって感じたw
実際、河森正治って非常なロマンチストだよなぁ。もしかしたらマクロスプラスは他の人でもあの設定とストーリーラインになる可能性はあるけど、アルジュナはシチュエーションもストーリーも河森以外じゃ成立しない、ロマンチストな理想主義故の作品だと思うし。(ここらへんが宮沢賢治と被って見えて、知られていないことだが宮沢賢治が関わっていた政治結社のその後などを知るにつけ、河森のロマンチストぶりは時々危ないなって思うのだが。ま、茶化せる人だから大丈夫だとは思うが。)
後半は作画、主に板野サーカス、そしてアニメの青春期としてのマクロス論が主になったが、もう少し理論的にどちらかを掘り下げて欲しかった感じがする。特に板野サーカスに関してはもっと掘り下げられるはずなのに、氷川さんは本人がいるから任せたんだろうけど、凄い凄い言うだけではわかりづらくはないか?
「このミサイルはこういう軌道で動いて、この機体はここでこんなアクションしてて云々」の「これだけの情報量が詰まってます。それが一瞬で表現されるのが凄いんです」とか「あえてここでこんな動きをとらせて、こんな描き方してるからカッコ良く見えるんです」的な解説を入れるべきだったのではないか?スローで見せるだけじゃ、動画一枚ごとの飛躍が大きすぎて実際に北久保が言ってたように「スローじゃわからない」でしょ。ここは残念だったな。
でも、当時のスタッフ・ファン双方からの話やら面白い部分はあったし、まぁ良かったよ。正直、深見梨加がなぜ呼ばれたか意味不明だったけど、フォローで帳消しだしw