私立眼鏡学園 創立記念祭@新宿ロフトプラスワン

seemad2005-05-29

昨日行ってキター!
せっかく上京してきたなごやん先生を見捨て新宿へ、平坦君と合流し前回に同じく公園にて番号順に整列。
入場すると二品以上頼んだ人に頼めば頼むほどプレゼント抽選券がもらえるというのと、購買部にて本日のテキストの販売告知。あとLPO10周年で誕生日の人にドリンク一杯サービスもやってるらしい。
細野さんんがお皿を回してたり、LPO社長の出したバックパッカー宿の本のCM(オーケン絶賛らしい)やらあって開演。
まず背広姿の学園の事務員だという細野さんが出てきて録音録画撮影の禁止の注意。ケータイを取り出した時点で退学だそうなw
前回までのおさらい後、細野さんの呼び込みで出演者陣が登場。理事長の伊藤伸平西川魯介の盟友として田丸浩史平野耕太田丸浩史オナホールオナホール言ってるw。そして眼鏡学の担当としてはいぼくさん。(個人的には出演者の欄に書いてなかったのと、色々聞いてたはいぼくさんが出てきて安心)
そして我等が人造眼鏡っ娘図書委員長水野レイ登場、ひときわ大きな拍手と歓声!
ここに校長っていうか聖典の著者西川魯介はあえて呼ばれない。あえて著者を呼ばずに聖典『屈折リーべ』について語り合うのである。が、今回は妙にテンションが高い田丸は関係無く、さっきまで楽屋で話してたというオナーホールとホモの話とかしててむしろ突っ込まれたいとか言ってるし、壇上の出演者が皆テキストである聖典『屈折リーべ』を持参しているのに、田丸だけ忘れて図書委員長に怒られるw(うらやましい)。ちなみに聖典を読んでない者は退学だそうなw
このコーナーでは細野さんの分析主導で、そこにはいぼくさんが経済学的な眼鏡への観点を示したりコメントを求められて伊藤やヒラコーが話す感じ。細野さんが暴走気味だったかな?『屈折リーべ』に関するキャラクターの立ち位置やテーマとドラマツルギーの分離の示唆など興味深い話はあったが、完全にティーチインだったのでトークとしても盛り上がりに欠けたのも事実。
誰が言ったか、「西川魯介欠席裁判」「漫画夜話」w
終わりの方は『屈折リーべ』がもっと長い漫画だったらや続編があったらについて、図書委員長や観客の意見が交わされた。
そんな中で一人田丸は隣に座る図書委員長に「田丸君、かっこいいよね」と言わせたり、会話に割りこんだり一人完全フリーだったw
図書委員長の「起立、礼」(「着席」を言い忘れてみんなが座ってから思い出して言ってた^^)で休憩時間


ここで購買部へ行き、以前から欲しかった「人造眼鏡っ娘図書委員長水野レイ」と次のコーナーのテキストでもある「ビバ!メガネくん」1・2を興味深く思って入手(写真参照)
また壇上で細野さんが皿まわしてた。まーくーすはー、とかかけてた。「眼鏡じゃない!」って文句が出たらしいw


そして驚愕の第2部!
細野さんの呼び出しで、女性ヲタの愛でる「眼鏡くん」を語るのに、「ビバ!メガネくん」の構成執筆の渡辺由美子さんを中心に、前回にも来た眼鏡時空の人(名前忘れ;)、カンザキカナリ西川魯介が壇上に。
「ビバ!メガネくん」1を種に女性が萌える眼鏡くんのタイプ分類が思い入れたっぷりに語られると、壇上と客席の腐女子さんたち大盛り上がりで語りはじめる。
渡辺さんが男性客からの「やおい」と「ボーイズラブ」の違いについて尋ねられ、なされたその説明を一通り聞いた男性客がその大きな違いは商業作品をベースにしたものかオリジナルなものかと再度尋ねられた際に、エキサイトしながらきっぱりと「違います!!」と否定したのが非常に印象的w
細野さんの補足によると、「やおい」は男性のホモソーシャル的な世界をホモセクシャル的なものに曲解、もしくは意図的に読み替えすることによる同性愛的表現。二次創作、一次創作共にあり。対して、ボーイズラブは一から女性の好みに合わせる形で創造されたものなのだという。こちらは一次創作のみなのかな?・・・違うような同じような・・・結果的に同じものが出来上がっちゃうんじゃないかと思うんだが、当人たちにいわせれば決定的に違うものなのだという。難しい世界だ・・・(^^;
ここでアファーマティブアクションを謳う細野さんの進行で、質問者が女性に限定される。圧倒的に女性が少ない状況で女性の意見を拾い上げるには、男性を制限するしかないからだそうな。
そんな中で西川魯介への質問、『屈折リーべ』では結論として「好きになった人が眼鏡だった」というところに落ち着いたのに『野蛮の園』では女だろうがショタだろうが眼鏡かけてりゃ何でもいいって状態になっているが、これは『屈折リーべ』に比べて「野蛮」になっているからタイトルが『野蛮の園』になっているのか?というものへ西川の返答は、
「かわいけりゃ男の子でも女の子でもええだろうがよw」
という身もフタも無いもの(^^;
ここに細野さんの付け足しで、作者が考えてそうなっているか考えないでそうなっているのかは関係なく、そう読めるかどうかが重要との話が。確かこの話は第1部でもしたことだが。

その後、怪しげな白衣(だったよな…)女性とゼンマイ付きメイドの二人組が壇上に上がる。なんでもこの二人、「マッドサイエンティストカフェ」(http://madscientist-cafe.org.uk/)の主催なのだそうな。この「マッドサイエンティストカフェ」、SF大会の企画だそうで、「白衣にメガネのマッドサイエンティストさんたちが謎の実験室にありがちな怪しい飲料をあなたにサービス♪」するのだそうである。
客の相手をするのはリアル理系男性で、そんな人達にまともな接客などできるはずもなく、そこを補うためにメイドロボ(ゼンマイ付きメイド)がいるそうで。実は風俗で、アフター、同伴出勤、指名アリ(指名料アリ)だそうなw
「男にメイド喫茶があるなら女にはマッドサイエンティストカフェ!」と盛り上がる壇上の女性陣。理系白衣眼鏡君の魅力を滔々と語り出す面々。「男が自分の得意な分野について一生懸命語ってるのを見るのって萌えだよね〜。『何言ってんだこの人?(やさぐれ声)』って思ってても『へえ、そうなんだ〜♪(可愛い声)』とか言いながらつい聞いちゃうよ』とは確かカンザキ発言。同意の声多数。
(俺の隣の平坦君は恐怖におののいてたw)
そして主催者さんは会場の眼鏡率の異常な高さを見るにつけマッドサイエンティストさんのスカウト活動まで開始。メイドが「お客さまの中に理系の方はいらっしゃいますかー?」とか機内めいたことを言って回る。挙手した男性4〜5人に白衣を着せて悦に入る女性陣。「白衣で2割、眼鏡で3割増」とか言ってたのはまたしてもカンザキだったか?w
更に盛り上がる壇上の女性陣、男性を指名する男性客はやおい客、女性を指名する女性客は百合客と呼称するとか何とか(^^;
正直、見に行きたいけど(店を利用したくはない(^^;)SF大会ってのが色々ハードル高いなぁ・・・まず参加費が;


そんなこんなで大爆発の第2部終了〜
ここの休憩時間では、細野さんがさっっきぷりっきゅあで文句言われた仕返しに(?)「眼鏡ロック聞け〜!」っつってサンボマスターかけてたw


そうして第3部。
壇上に現れたのは児玉さとみ。参加声明が早くから出てたのにいないからどうしたのかと思ってたのだが、後で立ち聞きしたところによると前の仕事が押したのだとか。児玉のテンポのいい進行があるとトークが弾んで個人的にうれしい。
ここでは最近の眼鏡トピック(児玉曰く「広いな〜w」)を扱うということで、壇上にはMC席の児玉から順に、田丸、図書委員長(制服じゃなくて女教師風)、西川、平野、呼ばれてないのに登場カンザキ。田丸のフリーっぷりはここでもそのまま、登場時からグッダグダまだオナホールの話してるw(「オナホール」の「オ」にアクセント付けるのが特徴的。関西流?)
児玉が最近のトピックに触れる前に西川が持参の全然最近じゃないネタを披露。『哭きの竜』より「眼鏡が外れると死ぬの図」!!w
漫画内では銃で撃たれた結果と読めるが、ヒラコー曰く「眼鏡が外れなかったら銃は当たらなかった。死ななかった」w。これ以降、「眼鏡外すと死んじゃう」ネタが各所で飛び交うように。
最近のトピックとして挙げられる中に、「ランブルローズ」のスペンサー先生の話題が。これについて児玉が「乳が揺れるだけじゃなくて、ダメージ受けたら眼鏡が割れるとか飛ぶとかしたらいいのに」と発言したら、俺の目の前にいた客が「眼鏡外したら死んじゃうからー!」との声援(?)があったりw
このあと真鍋かをりアンセブ解散、エマアニメ化など羅列的に流してく中、「眼鏡っ娘声優 門脇舞」を読み上げたところで壇上の現役声優陣が過剰反応する!
「あれダテだしねぇ〜」「キャラづくりでしょ〜?」二人の声優に囲まれた漫画家たちは不穏な空気におびえはじめるw
「あれ最初はドンまっ○うが仕組んだと思ってたんだけど、その割に眼鏡が良いなぁって思ってたら違うのね。セルフプロデュースならまぁいっかなって」
「20年後もやってんならいいよね。20年やり続けたら本物だよ」
すごい会話をしつつさらりと流すw
「眼鏡のココロ」(だっけ?)をまだ読んでないという話を挟みつつ、前の第2部で触れられていたアキバのどこかのメッセサンオーの2階で、『ときメモガールズサイド』の眼鏡キャラのはずなのに眼鏡を外した絵柄がついた抱き枕が売られていて怒り心頭、結局叩き売りされてたがそれも道理だ、という件。それもむかつくが、眼鏡無しが叩き売りされてるのとは別に眼鏡有りが別に、しかも定価で売られてたら別の怒りが込み上げるよなぁ、とは児玉の談w
ここで田丸の頼んでたカレーが届く。児玉に「ここ(ステージ上)で食うなよ!」と突っ込まれるも、「あっち(楽屋)で食おうと思ってたんだよ〜!」と言い訳してバクバク食いはじめる。
そして田丸の暴走本格化!「昆虫くらいなら屁で殺せるよ!」とか言いはじめるw
何でも鍛えるのにプロテインを飲んでると屁がすんごい臭いことになるそうな。蛋白質を取り過ぎることが原因だとか。(じゃ、飲精してる人は・・・とか思ったのは俺だけでいい)
「ものを食べながら汚い話しちゃ駄目でしょ」って図書委員長にたしなめられても、「俺が食って俺が喋ってるんだから何が悪い」と開き直る(^^;
話は図書委員長デビューの際の話に。
ここで西川がさらだまさきの単行本を取り出して、「これ絶対図書委員長だよね」とその表紙の眼鏡にお下げでセーラー服姿の女の子の絵を示す。しかしその絵のことより、実際その単行本内にその表紙の眼鏡っ娘が一切出てこないことへの憤慨をあらわにする西川魯介と壇上の一同。そしてそのエロ漫画単行本を片手に読みながら当たり前のようにカレーを食べ続ける田丸浩史。時々漫画を隣に座る図書委員長に見せつけたりしてる。ここはどこの喫茶店だよw
「人造眼鏡っ娘図書委員長水野レイ」の誕生の顛末について本人とプロデューサーの細野さんの間で証言内容がことごとく食い違う薮の中状態。細野さんが後の図書委員長に、眼鏡をかけないと平野さんが怒る、と言って眼鏡をかけさせた件を初めて聞いたヒラコーは「お、怒るよ?」と今さら乗っかってみたりw
そして図書委員長の各漫画家の作品への登場箇所を確認することになって、その箇所がプロジェクターに映し出される。それを児玉が一字一句読み上げはじめると、漫画家たち、特にヒラコーが自分の作品を音読される恥ずかしさにめちゃくちゃ狼狽して抗議するも、児玉は自分の漫画はいちいち音読してることを楯にとってその抗議を却下w
プロジェクターを児玉が操作してると、面白い玩具を見つけたとばかりに田丸がその撮影台に期限切れの及川奈央の握手会整理券やら地元のアテルイのお守りやら、果てには自分の運転免許証まで乗せて遊びはじめる。プライベート出しまくりw児玉が免許証の個人情報を指で隠してるのもアホだw
そして話は同人誌『人造眼鏡っ娘図書委員長水野レイ』での眼鏡グラビアの話に。図書委員長が恥ずかしがるのをよそに数枚の写真がプロジェクターに映し出される、と、その中に新宿の細長くて尖ったドコモのビルが背景に写ってるものが。これに対して田丸が「フロイト的に分析すると・・・」、会場中が言わんとすることを察して大盛り上がりの一同、さらに恥じ入る図書委員長w
続いて図書委員長がリアル学生時代の「本について」という作文が映される。これが、文集か何か(図書館報だっけ?)からコピーされたものらしいのだが、わざわざ名前を消して「水野レイ」と書き直してあったり、当時の顔写真にわざわざ眼鏡を書き足してあるもの。これだけ芸コマなのに学校名を修正し忘れてて、また児玉が指で隠すw
そしてこれを全文児玉が音読する羞恥プレイ開始w、更に「こういうのを無闇に感情たっぷりに読むとすんごい恥ずかしいんだよねぇ〜」と声色を変えて読んでみたり。図書委員長からの抗議にも、先の漫画家の作品を全部読み上げたことを楯に却下w
更には文章中の、本の中では「普通には体験できないこと」を体験できる、という文面に過剰反応して妄想たくましくする一同、「違います、違います!;」と否定するも相手にされない餌食の図書委員長w
何だかここらへんから図書委員長を肴にエロいことを言って羞恥プレイをしたり、またもプライベートをさらしまくったり田丸暴走再開!さっき秋葉原に行ってきた話とか、行った店の話とか、「さっきまで秋葉原に行ってた人〜」って客に挙手させたりとか、エログッズの話とか、またもオナホールとか、どういう流れか忘れたけど「俺、仮性包茎だけどええの?」とかw
女教師な図書委員長に保健の授業と称してエロいことを聞いてその反応を楽しみ、「眼鏡保健授業」「眼鏡保健室」やろうと田丸と児玉w(実現激しく希望!)
第3部が始まったときから田丸が言ってる、カンザキカナリが俺を誘ってる話を蒸し返すとカンザキが「じゃあ、一発ヤラせてやればいいんだろ!?」と半ば逆切れしたりと、最後の方はもう眼鏡トピックとか関係無い乱痴気騒ぎのまま、田丸が延々とフリーにプライベートな話をしてるのをチャイムが遮って児玉の「起立、礼、着席」で田丸を無視して第三部終了w


田丸について、坊主・眼鏡と自分の萌え要素はそろってるのに何であいつにはこんなに萌えないんだろう、と児玉が壇上で一人ごちる休憩時間を挟んで、最後はプレゼントタイム。
まず新宿駅前でツアー案内用に西川魯介が作った「眼鏡学園校旗」が出されるが、これは次回返還されるのだというw
『屈折リーべ』の担当編集さんが西川の下書きコピーをもらってしまったり、さっきのアテルイお守りに田丸が適当なサインをしてプレゼントにでっち上げたり、カンザキが唐突に阪神タイガースの風船をプレゼントとして飛ばしたり、それが全然飛ばなかったり、図書委員長直筆のしおりがプレゼントされたり。
最後には眼鏡のレンズに指名された人がサインをしてプレゼントするという世も末な状況が現出。このために楽屋で寝てたのを呼ばれて、そこで初めてこれを知らされたヒラコーが「あぁ、こいつらキチガイね」っていうジェスチャーをして見せたのも詮無きことであるw
ここでも田丸は思いっきりフリーに、眼鏡に「西川魯介」とか書く始末(^^;




今回もひたすら馬鹿で楽しかったし、ヲタ女性視点というものが本格導入されることによって話題も広がり、タメ(ダメ?)になることも多くて楽しかった。
ヲタ女性的眼鏡観については、触れられる機会を得たのは楽しかったが、その眼鏡愛好がその世界でどれだけのシェアを持ちメジャー、もしくはマイナーなものなのかも知りたかった。そうでないともっと趣味の狭い「マッドサイエンティストカフェ」をどう受け取っていいのかわかんないしw
ていうか、理系女性にとって理系眼鏡くんて日常過ぎて魅力的には思えないんじゃないだろうか?と、特定の人物を思い浮かべながらあの話は聞いてた。普段触れられない上によくわかんない非日常世界であるからこそ「萌え」として彼女たちは享受してるのではないかと思うのだけど。
しかし全般としては見事に田丸浩史がぶっ壊した感じだなぁw
細野さんが「眼鏡について議論を深めよう」という方向性なのと正反対に、ステージ上を田丸浩史劇場に染めあげていくのは凄かった。前回まではこんなハイテンションではなかったと思うんだが、どうしたんだろう?
田丸が大暴れのせいか、違うんだか、それ以外の漫画家達の発言が少なめだったのは残念なところ。山本夜羽音がいなかったのも議論方面にトークが向かわなかった一つの要因かも。
まぁ今回は今回で面白かったので良し!でも個人的に議論と馬鹿騒ぎの両方取りをしたいと思う俺は欲張りかな?(^^;


何はともかく「眼鏡保健室」もしくは「眼鏡保険授業」キボン