舞-HiME・もちろんネタバレ有り!

面白かったんだけど・・・自分の中で総括できない
ので後日、もしくは無し
・・・と思ったけど少し
なんというか、幕を引くための最終回という感のある話だった。前半のテンションの戻ってきたヒメの面々や、後日談なんて凄い好きなんだが、強引のきらいがる。
個人的に期待していたのは、「萌えアニメ」というものを完全に形骸化させた先に見える全員復活のハッピーエンドだった。しかし、最終的に「萌えアニメ」に回帰することによって、下手すればシスターが舞衣に見せた否定されるべき「ときめきエヴァンゲリオン」な水準でエンドを迎えた。
これは「萌えアニメ」からの男性性の除去の(今現在での)不可能性を示してしまったともいえるし、良い方に考えれば「萌えアニメ」の男性性からの脱却の壮大な実験をした後に「萌えアニメ」に回帰することで作品の体として終りにしたともいえる。作品の商品価値の問題もあろうし。
ただ、この作品からの男性性の除去の不可能性は主人公である舞衣に由来するものであろうし、キャラクター配置・状況設定などでこれからも」「脱・萌えアニメ」は不可能ではないだろう。
といっても、どんなところにも消費の取っ掛かりを見つけだし「萌え」として享受できてしまうのが今のオタクなわけで。(「『萌え』=他社への同一化の無い一方的な消費快楽」と定義付けるならば)「萌え」(の伸展可能性)から脱するのは永久に不可能に思えるのだが、あくまで今現在の「萌え」から脱することは可能だろう。


適当なことぐだぐだ書いたが。
結局この作品好きだったし、サンライズというアニメプロダクションの力・他とは桁外れのポテンシャルを再発見することもできた、良い作品だった。完全な娯楽作品に見えて、意図的か意図的で無いかは別にして深い現代的なテーマ性を帯びてしまうのはアトムの子・手塚の子であり、富野の子だった。(その逆に意図的にテーマを持ち込もうとして現実性を奇麗に外した作品になってしまってるのが種死だろう。種の裏にキンゲがあって、種死の裏に舞-HiME陰陽大戦記があった、っていうと大袈裟かな?)
そいでは、感情的な感想をいくつか。
なんで仙台エリがいるの?やっと教授が喋った!ていうかみんな飛べるのかよ!どういう変形してんだよ、聖ヴラス!(順不同、以下省略


終わり!