仮面ライダー響鬼 第1話「響く鬼」

冒頭の「・・・石ノ森章太郎先生の遺志を・・・」はちょっと蛇足かなとも思うけど、いかにこれまで踏みにじってきたかを考えると気持ちがいい。
で、冒頭の登校シーンから唐突に始まるミュージカル!なんでやねん!、ってところだけどほんとに小さい子供は好きかも。小学校高学年以降大学生未満は引くと思うけど(^^;
俺は好きよ?


ていうか柴又なんですけど、主人公の家が!帝釈天に京成の電車!今まで一番うちに近い仮面ライダーかもしれん!平坦君が以前住んでた東中野で555がロケしてたのと近い感動!
毎年初詣行っとるっちゅうねん!うちから二駅やっちゅうねん!w


船から落ちた子供を助ける細川茂樹、「結構、鍛えてます」。なかなか良い登場じゃない?
助けられた子供は落ちてからもずっと笑ってたけどw
この後の響さんの台詞も「です」「ます」の言い切り調が多いのが妙にユーモラス。ずっこけたりとか、全体にゆるーくギャグっぽい雰囲気が流れてるのはクウガとか初期の555を思い出させるところ。この雰囲気をどう変えていくか、ちょっと楽しみ。理想は、常に暖かみを無くさなかったクウガなんだけど、支離滅裂になっていったそれ以外の平成ライダーのようにならなければ・・・
微妙に音痴な「蘇我入鹿」の歌に伴奏が付いてんのがワラタ


怪人はやっぱりグロンギをおもいだしちゃうけど、怪人にある程度の人格や意志を認めていくと人間型を持つのが一番分かりやすいし、まずはハッタリということでああいう神秘性を帯びるキャラクター造形になるのかも。ただ、怪人化した後のデザインがよく分からなくて、怪人そのものの恐さには欠けるかな?なんだか良く分からないものの恐さ、ってのはあるんだけどね。
戦闘シーンや変身シーンはわかり辛さこそあれ、まぁまぁ面白かったかな。速すぎるきらいはあるけど、森の中を飛び回るとかの描写は新鮮なものがあるし。でもまだまだ太鼓を叩き始めるまではどうかよくわかんないなぁ。


で、エンディングテーマ。クウガ依頼のまともなエンディングテーマに、なんと布施明!驚いた!
今回のキャスティングは布施明も含めて安っぽさを払拭しようとしてる感じがあるなぁ。クウガ以降キャストががくんと安っぽくなってたい印象があるし、これには歓迎。でも、できればキャストの知名度だけじゃなくて、存在感で安っぽさを払拭して欲しいんだけど・・・;


見終わった感想としては、555以来の好評価、といったところかな?残念ながらクウガには及ばず、しかしなかなか悪くない。二人の主人公を置いて子供側の視点を持ち込むことによって、大人たちが設定をこねくりまわしてるだけようなストーリーにすることを防げるだろうし、立場の違う他者の視点を介在させることで、いい年した大人が内面に没入するだけのストーリーにすることを防げるだろうし。(こういう話が平成仮面ライダーの一番悪いところだと思う)
アギトや龍騎に比べて主人公二人のキャラクターにも好感が持てるし、とりあえず見続けたい。
大きく残念なのは台詞が聞き取りづらいことと、主人公・明日夢君の顔がうちのサークルLTの某干ろ束に似てることかw