出来事

忘れるつもりだったが
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041224i408.htm
↑を読んでてどうしようもなく思い出してしまったので、書いとく。
夕方頃、駅ビルの福引きに行った帰り、コンビニでイブニングを立ち読みしてると後ろからやたら強い口調で罵声を浴びせられる。
振り返ると小学校前位の男の子連れな、中年手前位の男。「おまえ、いつまでそこで読んでるんだ」的なこと(勿論、言葉遣いはもっと汚い)を言われた可能性が高いし、そんな気もするがよく覚えてない。
その男の言いたいことは、俺がキャッシュディスペンサーのモニターに近寄り過ぎだ、ということらしい。雑誌コーナーの横にはキャッシュディスペンサーがある。
彼は現在金を引き下ろしている人の後ろに並んでいる状態で、彼自身が直接的に不利おな立場ではなかったので、彼自身はこれを正義感から起こした行動だと自負しているだろう。
だが、実際は全く違う。
確かに俺自身に全くモニターを覗き見する意志が無いにせよ、見ようと思えば見られる位置に俺がい続けたことは問題である。加えていえば、俺の位置からは実は見えていなかったのだが、そうだとしても他人から見て、「見えそうだ」と思われる位置にいたことも俺の問題である。
しかし、それなら彼が列に並び「そのことに気付いた時点で」俺に「まともな口調で」声をかけ、「事実を説明し」どくように言えばいい。(それでも俺がどかない時には喧嘩腰になればいい)
それなのに彼は列に並んび俺の位置の問題に気付きながら「いつになったらどくんだろう」と思いながら俺を観察していた、と彼自身が発言している。その間も彼の列の前の人は金を引き下ろし続けていた。
つまり、彼は他人の安全を守る気などさらさらなく、自分の引き下ろしの番が回ってきそうだから感情的に俺に罵声を浴びせかけたに過ぎない。


罵声を浴びせられた直後は事実に基づいて場所を移ったが、それでも彼がグダグダと言うので彼の口調をたしなめつつ何言か言葉を交わして終わった。その最中は違和感を感じたのみだったが、帰り道に考えてみると上記の仕組みになっていたことに気付いた次第だ。ただ、その最中にこの仕組みに気が付いて指摘していたなら、口下手な俺のこと、殴られて終わっていただろうが。


彼の口汚い罵声は、彼が暴力で他人を屈服させて充足感を得るタイプである故なのだろうが、問題は彼が幼い子供を連れていたことである。彼のその子への接し方から見て、彼の子なのだろう。
彼のような人間が子を持つこと、それでもまともに育てられるならいいが、子に対して、大衆の面前で暴力的行動に出ている親の姿を見せることを恥じないような親が子を育てること、これが問題だろう。
今回のことで江戸川区民度云々とかいう話と同時に、親になってはいけない人間が親になってしまっている現状は明らかに社会をおかしくしている、そして親になれない親を作り出している今のおかしさも痛感した。
(上のニュースは犯人の発言が彼を思い出させただけで直接的な結びつきは特に無し)