功名が辻

やっぱり面白いなぁ。
出世による同僚との隔絶に、城下町の建設やら秀吉一家の描写から旭の呼び寄せまでのサブプロットを絡めて上手にまとめている。
誰だよ、「ドラマが二重構造」で「一貫性がなく、感情移入がしにくい」とか言ったバカは。きっちり一豊と千代の日常のレベルと全国的な戦略につながる物語は分かれているように見えてきっちり不即不離。なんたって旭は家康に嫁ぐしなぁ。一豊ー秀吉の結びつきをきっちり脚色も含めてじっくり泥臭く描いていくことで、二つの次元のドラマが離れないようにしてるんだよね。
あとやっぱり、実質、主人公は一豊と千代の二人な訳で、男性社会、女性社会の表裏の両面から物語が進んでいくからこその各エピソード、各要素の密接な結びつきが生まれていると思う。
「二重構造」という形容で言えば、公私の二重構造とは別に男女の二重構造があるわけだな。縦軸・横軸とも言えるかな。